10月8日を東洋の日に
                鹿児島市・ヲサメ内科クリニック
                日本東洋医学会名誉会員      納 利一 (71歳)
 東洋医学を学びはじめて、人の健康は心と体と気の調和であることに気づかされた。
人間の健康は社会の健康、自然の健康すなわち地球の健康の中にある。
 東洋医学的健康づくりの研究的実践を地域社会の皆様と共に実行していくための
集い「鹿児島漢方の集い(会長 神田橋條治)」が昨年の10月の第一日曜日に開催
された。 一昨年まで東洋医学会鹿児島県部会の学術集会と同じ日に開催されてい
たが、昨年は10月8日を東洋の日、10月を東洋月間と見なして10月の第一日曜日
に開催したような次第であった。今年も10月の第一日曜に開催する予定である。
 平成20年の本欄で「東西統合医療ひとづくり宣言」を紹介させてもらった。東洋医
学的哲学が普及していけば医療が健康になり、人間が健康になり、社会が健康にな
り自然が健康になっていくであろう。人類永続、生物永続を期待したい。
 集いの時間も参加者も限られています。ホームページ甲突川健康新聞の掲示板を
公開して常時ディスカッションしています。御意見をお寄せいただき、お育て下さいま
すようお願いいたします。地球的調和時代への「ウェブのかけはし」をかけていくこと
を夢見ております。
            漢方の臨床 第58巻第1号、平成23年1月25日発行からの転載
東洋医学的健康づくりの実践的研究