ロータリーの健康から地球の健康を |
内科医 納 利 一 (67歳) |
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地球を一つの生命体とみなすと人類は地球の健康を害する癌組織であると言われてきた。 |
ところが一方、交通と通信が発達して、全人類のネットワ−クが構築されてきた。人類が地 |
球の脳神経組織になったと言えよう。人類が何を考え何をするかで、地球の運命が決まる |
時代になったわけである。国連はじめ世界の政治経済活動が運動神経で、ロータリーやラ |
イオンズなどの国際的な奉仕団体は地球の健康維持のための自律神経であると言えよう。 |
西洋の4名の発起人からスタートしたロータリーが100年後の今も続いている。20年前に誕 |
生した私たちのクラブが本日1,000回目の例会を行なっている。ロータリーは組織の永続の |
実践的研究グループであるとも言えよう。 |
ロータリーに東洋の知恵を加味して、東西和諧のクラブに進化させるのが私たち東洋のロ |
ータリアンに求められていることではなかろうか。「この地球を生物をはぐくむ星として永続さ |
せたい」この人類共通の願いを実現していくためにロータリーを活用したい。ロータリーの精 |
神を地域社会へ、地球社会の知恵をロータリーを通して世界へ、未来へ。 |
ロータリーと地域社会の「かけはし」として甲南保健クラブが生まれ、甲南保健クラブが「か |
けはし」となって流域の有志が集う甲突川の集い(実行委員長 三木 靖 PG)が続いてい |
る。甲突川の集いで甲突川健康宣言が採択され、甲突川健康基金が提案された。 |
甲突川健康宣言を実現していくための活動の一つとして「ロータリーの森づくり」がスター |
トする予定である。よろしくお育てくださいますようお願いいたします。 |
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鹿児島城西ロータリークラブ第1,000回例会(平成19年9月11日)でのスピーチの要旨。 |
同クラブの週報22-10(平成19年9月18日 発行)より転載。 |
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追記:ロータリーには「四つのテスト」があります。「1、真実かどうか 2、みんなに公平か |
3、好意と友情を深めるか 4、みんなのためになるかどうか」 この「みんなの範囲」を広げ |
て「生きとし生けるもの地球上の全生物のみんなのためになる森づくりを目指して」ロータ |
リーの森を「ロータリーみんなの森」と名付けたらどうでしょうか。「ロータリーみんなの森」 |
から地球的調和時代を。 |
2008(平成20)年10月1日 内科医 納 利 一 ((68歳) |
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東洋医学的健康づくりの実践的研究 |
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