| 人間の健康は心などの調和 |
| 内科医 納 利 一 (66歳) |
| 心身のバランスを崩して来院する患者さんたちの病気の原因の多くが不安である。 |
| どうしたら安心が得られるであろうか。月刊誌「ほんとうの時代」の三月号のテーマ |
| は自分らしい「生き方・死に方」探しであった。著名人の死生観が語られ、遺言を書 |
| くことを勧めてる。 |
| 遺言は自分との対話。老後と最期、そしてその後を深く考えさせられる。そこから |
| 自分なりの死生観が生まれ、人生全体が健康になっていく。個々人の死生観が健 |
| 康になれば人類全体の生命観、宇宙観が健康になり、人類社会が健康に永続し |
| ていくことが期待できる。そうして安心感が広がっていくであろう。 |
| 人の健康は心と体と気の調和。人間の健康は社会の健康、自然の健康すなわ |
| ち地球の健康の中にある。すべての健康は死生観、生命観、宇宙観の健康から。 |
| 2006年 平成18年4月22日 南日本新聞 「ひろば」 より転載 |
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