| 医師会は医療ひとづくり機構の連合会 |
| 内科医 納 利 一 (70歳) |
| 今日生れた赤ちゃんも100年たてば100歳である。その頃までには今に生かされ |
| ている私たちはほぼ全員過去の人である。人類社会のすべての組織の構成員は |
| 入れ替わっている。 |
| 人類社会が健康に永続してほしい。人類社会のすべての組織が構成員が入れ |
| 替わっても健康に永続してほしい。組織は人なり。たゆまぬ「われづくり・ひとづく |
| り」を続けることで組織が永続していく。 |
| 人類社会は人類の「ひとづくり機構」であると言えよう。家庭も学校も職場も地域 |
| もすべて「ひとづくり機構」である。すべての医療機関は患者さんを師として、今日 |
| の診療をしながら明日への医療人づくりをしている「医療ひとづくり機構」である。 |
| すべての医療機関の責任者は医師会員である。医師会は「医療ひとづくり機構の |
| 連合会」であると言えよう。このことを強く意識して医師会員が協力して医療人の |
| 「われづくり・ひとづくり」を続けていけば、医療が健康になり、医療の健康から人 |
| 類社会が健康に永続していくことを期待できるであろう。 |
| 6月の「甲突川の集い」、10月の「漢方の集い」で人間の健康、社会の健康、自然 |
| の健康を考えながら、人類永続の哲学、医療、社会、地球を求ての座談会が行な |
| われる予定である。また甲南保健クラブのホームページ甲突川健康新聞の掲示板 |
| では常時意見交換している。 |
| ちなみに「ひとづくり機構」、「医療ひとづくり機構」、「われづくり・ひとづくり」、「人 |
| 類永続の哲学」、「人類永続の医療」、「人類永続の社会」、「生物永続の地球」など |
| をキーワードに検索するとヤフー、グーグルで甲突川健康新聞の記事がヒットする。 |
| この文章を鹿児島県医師会報8月号「緑陰随想」の原稿として平成22年5月22日に送稿しました。 |
| 鹿児島県医師会報 第710号 平成22年8月1日発行に掲載されました。 |
| 医療ひとづくり機構 |
| ひとづくり甲突川 |